「なんや、あれ? おまえらの仲間やろ?」
「えぇ、まぁ、そうなんですけど……」
「あれも、うちらのチームに入るんか?」
「さぁ……とりあえず銀次に相手させてますけど……」
「煮え切らんやっちゃなぁ」
「あのぉ……あれも、でっかくなるんですかねぇ……?」
「知らんがな」
というわけで、
終始フレンドリー、なま暖かく「なんか」を見守る、銀次くん。
マイペースに破壊活動にいそしむ「なんか」。
そんな「なんか」のご挨拶。
「はじめまして。『朔』(さく)です。
ほそっこい人の犬として、家族の一員になりました。
まだ乳歯も生え替わらない若輩者ですが、よろしくお願いします」